オオキアシシギ(伊達市長流川)


2016年1月16日 撮影 篠原

 観察、2016年1月13日〜2月20日、1月13日、長流川新橋下の中州のあたりにこの時期には珍しいシギの姿を発見、300mほどの距離があったため大きさ、動きからアオアシシギとして記録した。その後、他の会員の写真を見たが同定できず、足が黄色いのとくちばしが細く見え、コアオアシシギではないかと回答しておいた。16日ほかの調査員と長流川でガンカモ調査をしていると7mほどの距離に足の黄色いシギが現れた。、大きさはアオアシシギくらい、これはオオキアシシギにちがいないと持っていたカメラで連写した。しかしその後は確認されず16日を終認日と判断して北海道新聞に情報を、23日に記事となる。厳冬期の長流川ではハマシギクサシギは記録にあるがオオキアシシギは想定外で他の会員から送られた写真を見てもオオキアシシギと判断できなかった。まじかに見て初めてそれまでの思い込みを反省した。その後飛び去ったと思われたオオキアシシギがまた姿を見せ観察を続けてきたが2月20日が終認となった。連日最高気温が5度を下回る寒さの中オオキアシシギの耐寒性には驚かされた。39日間の越冬記録で、厳冬期北海道での越冬はこれが初記録となる。(抜粋)
北海道での観察記録、1975年8月春国岱、2006年9月濤沸湖の2例 
                         文 野鳥の会室蘭支部支部長 篠原 盛雄